微生物防除剤(微生物農薬)は環境保全型農業、IPMの切り札です

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シンポジウム終了報告


 2月22日、本協議会主催の「環境保全型農業シンポジウム」〜微生物防除剤が、日本の「農」と「食」をもっとよくする〜が日本教育会館(一ツ橋ホール)にて開催され、盛会のうちに終了いたしました。ご協力を頂いた方々に厚く御礼申し上げます。

 

 環境保全型農業の一環として化学農薬に代わる「微生物防除剤」や「天敵」を利用した農業が注目を浴びています。当シンポジウムにおいても北海道から沖縄までの全都道府県から、現場で生産指導や普及活動をされている方や研究者、行政担当者、農協・農業資材販売企業、流通・消費者など、多岐にわたる600名以上の参加者にお集まりいただきました。

 

 会場では、農林水産省環境保全型農業対策室の中島潔課長補佐による「環境保全型農業の推進」と題した各種施策に関する基調講演を皮切りに、特別講演として岐阜大学の百町満朗教授、東京農業大学の小泉武夫教授から微生物防除剤や微生物の可能性についてのご講演がありました。次に日本微生物防疫協会の岡田齊夫理事・研究所長を座長として、微生物防除剤を実際に使用した先進事例報告が、宮崎県農政水産部の黒木修一氏、高知県農業振興部の岡林俊宏氏、長野県野菜花き試験場の豊嶋悟郎氏、元岐阜県農林商工部の田口義広氏よりありました。地元にてどのようにして普及、定着を図ってきたかのご講演であり、ご来場の方々の大きな関心を集めました。最後に法政大学・西尾健教授をコーディネーターとし、上記4県の講演者に加え、首都圏生協を主要取引先とする青果物流通業・潟Wーピーエスの高橋宏通氏、消費者代表として消費科学連合会の内藤英代氏による食の安全・安心と環境保全型農業の関わりについてのパネルディスカッションが行われ、熱心な討議が展開されました。

 

 本シンポジウムを通じて、微生物防除剤が環境保全型農業の推進と食の安全・安心にとって必要な手段であることが再認識でき、その期待の大きさも理解できました。しかしより一層の普及を図るためには生産者だけでなく、流通業者や消費者に対する適切な情報発信と啓蒙活動が重要であると痛切に感じました。今後、皆様とともに日本の農と食の未来をよりよく発展させるため、微生物防除剤協議会会員各社は一層の努力をするとともに、新しい仲間を増やしていきたいと考えています。


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